海外営業
担当する国の筆記具市場を、
自分の手で書きかえていく。
私市 広樹 Hiroki Kisaichi
総合職(一般) 海外第二営業部 営業第二課 係長
2004年入社
社会学部社会学科 卒業
2004年に入社し国内営業として北関東営業所へ配属。2007年、海外第一営業部 営業課へ。米国および中米・ブラジルを担当になり海外出張が自身初の海外経験に。2009年米国会社へ赴任し、本社とのやりとりを円滑にするため情報収集に努める。2012年帰任、海外第二営業部にてフィリピン・オーストラリア・ニュージーランドを担当。2013年、中東13か国の担当を経験し、2016年より現職。南・中央アジアを担当している。
毎月、担当する国へ出張し、
現地代理店の営業と
文具店まわり。
海外営業の仕事は、現地の代理店にパイロット商品を紹介し、売上を伸ばすための販売促進や営業の方法を考えること。そして、商品を手配して出荷することです。現在は南アジア(インド・バングラディシュ・スリランカ・ネパール)、中央アジア(カザフスタン・ウズベキスタン)を担当し、ほぼ毎月現地へ出張し代理店の営業と一緒に地域の文具店をまわり、情報・課題を吸い上げて対策を一緒に考えています。その市場にある課題を発見し、どうすれば解決し1本でも多くの商品を売ることができるかを考え、行動する。それは、国内営業であっても海外営業であっても同じです。相手が文具店か代理店かの違いはあるものの、国内営業で培った経験が活きています。海外の代理店のよくある課題は「パイロット商品は価格が高い」ということ。日本から輸入するため関税がかかり、現地生産している他社商品と比較すると価格に5~10倍ほどの開きがあるんです。しかし、パイロット商品は品質が違う。「価格競争にせず、商品の価値をエンドユーザーに正しく知ってもらうことでその価格差を埋めるのがあなたたちの仕事だ」と伝えるようにしています。
現地市場を「足」で
調べるからこそ、
できる提案があります。
ひとつの国に対して担当海外営業はひとり。つまり、パイロットコーポレーションの代表として、日本代表として現地へ足を運んで、その国の営業を担当できるのです。責任は大きいですが、その分、担当する国の筆記具市場を自分の手で変えていけるやりがいがあります。自分が担当するようになり、空港や街なかで商品をつかっている人を見かけるようになると感慨深いものがありますよ。これまでの仕事で最も印象に残っているのは、サウジアラビアの代理店を変更したこと。売上の振るわなかった代理店を変更するという決断をし、上長を説得するための情報収集や新しい代理店を検討するうえでのマーケティング活動、交渉に走りまわり、市場への影響を最小限に留めるよう気を配りながら切り替えを行いました。その決断が功を奏し、サウジアラビアでのシェアに大きな変化が起き始めています。
ここまで深く現地に入り込み、ダイレクトに市場に働きかけることができるのはパイロットの営業ならでは。しかし、まだまだこれからです。南アジア、中央アジアでは日系ブランドのなかでナンバーワンを取れていますが、サウジアラビアやインドではまだ道半ば。上司と海外戦略についてよく話すのですが、パイロット商品の拡販は夜景モードで世界地図を見たときに、光っていない国に明かりを灯していくイメージです。これからも海外出張を重ね、できればまた海外赴任もしながら、アメリカやヨーロッパと同じようにアジアにも光を灯していきたいです。
1日のスケジュール
- 9:00
- 出社、その日のタスクを書きだし、予定を整理
- 10:00
- 出荷などのメール対応や他の部署と関係する仕事は午前中に。
- 12:00
- 会社周辺にてランチ、午後眠くなるので食べ過ぎないようにしています。
- 13:00
- メールチェックや午前中にやりのこした仕事をします。
- 14:00
- 担当する国々の販売戦略を練り、上司やアシスタントと打ち合わせ。
- 17:35
- 退社 極力、残業はしません。
- 18:00
- 週2回はスポーツジムで汗を流します。