基本的な考え方
当社及び当社グループは、事業活動を通じて、企業価値の向上を追求し、持続可能な社会の発展に貢献することが企業の社会的責任であると考えています。
当社の事業活動については、人々が安心して暮らすことができる社会が前提となって初めて成り立つものであると認識し、環境及び社会の維持・改善に向けて継続的に取り組んでまいります。
地域社会と共に
事業活動を通じた社会貢献活動
当社及び当社グループでは事業活動を通じた社会貢献活動を行っています。今後も製造・販売を通じてさらなる活動に取り組んでまいります。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンへの支援
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのロゴとオリジナルキャラクター「ファンレイザー」をボディにデザインした商品を発売し、売り上げの一部をセーブ・ザ・チルドレンを通じて世界の子どもたちの支援活動へ充てる取り組みを2015年より行っています。
また、セーブ・ザ・チルドレンが国内で行っている「子どもの食 応援ボックス」に商品提供をしています。これは学校が夏休みや冬休みなどの長期休暇中の子どもたちの食の状況改善を目的に、経済的に困難な状況にある家庭へ食料品などを提供する活動です。文具への要望も多く聞かれたことから当社からは筆記具を提供しています。
当社では今後ともセーブ・ザ・チルドレンの活動をサポートしてまいります。
- ※ セーブ・ザ・チルドレンは、1919年にイギリスで創設され、現在約120ヶ国で活動する子ども支援のための国際NGOであり、すべての子どもの"生きる・育つ・守られる・参加する"という「子どもの権利」の実現を目指した組織です。


ピンクリボン支援活動
パイロットコーポレーション・オブ・アメリカでは、ピンクリボンを付けた商品の売上の一部を、乳がんの早期発見・早期治療・早期診断の大切さを訴える「ピンクリボン活動」の一環として国立乳がん財団に寄付をしています。またパイロット・ペン・ドイツにおいても、乳がん啓発団体・研究団体への寄付を継続的に行っています。

事業活動を通じた文化・教育の振興
「書く」ことと「教育」とはとても密接に関係しています。教育は将来の雇用機会を左右するとともに、世界のさまざまな地域で貧困が問題となっている現在「貧困の連鎖を断ち切る有効な手段のひとつが教育である」という考えのもと、当社グループでは子どもたちの教育環境の向上や、スポーツを通して学ぶことのできる心身の成長・多様性など、様々な「学び」を支援する活動を世界の国と地域で行っています。

JSEC 高校生・高専生科学技術チャレンジへの協賛
「JSEC(Japan Science & Engineering Challenge) 高校生・高専生科学技術チャレンジ」(主催:朝日新聞社、テレビ朝日)は未来の科学者の創出・育成を目的とし、日本の科学技術の将来を担う全国の高校生と高等専門学校生を対象にした、科学技術の自由研究コンテストです。さらにこのコンテストで優秀な成績を残した学生・生徒は科学技術研究の世界大会へ出場します。
当社からは優秀な研究作品へ「パイロットコーポレーション賞」を贈るとともに、この協賛を通して未来の科学者たちの学びの機会を応援してまいります。



北海道日本ハムファイターズ読書促進全道キャンペーン
当社は北海道日本ハムファイターズが2014年から行っている読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」に協賛しています。道内で図書館を利用する児童の数や貸出冊数が減少する中、幼少期から読書の習慣をつけ学力向上につなげたいと企画されたものです。
キャンペーンは小学生を対象に夏休み期間中実施、目標冊数を読み終えた方に北海道日本ハムファイターズを通して当社製「ファイターズロゴ入りシャープペンシル」をプレゼントしました。


パイロット・ペン・ドイツ「PILOT 4 School」
パイロットのドイツ販売子会社であるPilot Pen (Deutschland) GmbHでは、文化の多様性や環境保護など学ぶ教育支援プログラムとして「PILOT 4 School」を実施しています。この取り組みでは教師に向けて無償で授業の教材を提供するほか、小中学校の生徒が決められたテーマに沿ってアイディアを競い合うクラス対抗コンテストを毎年開催しています。
2016年にスタートし6回目を迎えた2022年は、「環境保護」をテーマにドイツとオーストリアから343クラスの参加がありました。プラスチック廃棄物の独創的なリサイクル方法や、創造的な「環境保護パズル」などのアイディアが寄せられました。優勝と準優勝のクラスにはそれぞれ賞金が贈られたほか、参加した各生徒には当社製の筆記具が入った「PILOT セット」が授与されました。この取り組みを通して、今後も次世代を担う子どもたちとその教師をサポートしていきます。



湘南ベルマーレ青少年育成事業へのサポート
オフィシャルクラブパートナー契約を結ぶ、湘南ベルマーレの青少年育成・教育事業へのサポートを通して、子どもたちがリーダーシップやチームワークなど、ライフスキルを身に付ける機会を応援し、地域活性化への取り組みを行っています。
「フットボールアカデミー」(U-18、U-15平塚、U-15藤沢、U-15小田原、U-18ガールズ、U-15ガールズ、小学生強化特待クラス)の活動へのサポートや、湘南ベルマーレ主催のU-11の小学生国際サッカー大会「COPA BELLMARE PILOT INTERNATIONAL TOURNAMENT」において、特別協賛企業として大会のサポートをしています。大会開催時には、ホームスタジアムに隣接する平塚工場を会場に、参加する子どもたちが筆記具の組立や和太鼓演奏などの日本文化に触れる機会を作るなど、子どもたちが言葉の壁を越えて交流する機会づくりを行っています。



パイロット・ペン・シンガポール バドミントン大会スポンサー支援
パイロットペン・シンガポールでは、1990年代から学生が参加するバドミントン大会のスポンサーを続けています。
シンガポールでは、教育プログラムの活動の1つとしてスポーツが奨励されており、バドミントンはシンガポールで最も人気のあるスポーツの1つです。
PILOT Pen Cupは学生のための全国大会の1つであり、この大会を通じて学生の健康的な成長の機会を促進するためサポートを続けています。
またシンガポールのさまざまな人種の学生が参加するバドミントン大会、Temasya Badminton Pilot Penのスポンサーも続けています。 この大会を通じて、シンガポールでの多民族・多文化共生社会づくりの促進に貢献しています。



地域・コミュニティーと共に
当社及び当社グループでは各事業所や生産拠点があるそれぞれの地域において、地域の発展に寄与し、地域の皆さまに愛される企業を目指して様々な取り組みを行っています。

職場体験/工場見学
当社及び当社グループでは地域の方々やお客様とのコミュニケーション・当社への理解を深めていただく機会として、各生産拠点での工場見学を実施しています。
また、地域の学校と連携し工場での職場体験の受け入れも行っています。未来を担う子供たちに、身近な筆記具づくりの現場を見ていただくことで、当社を知っていただき、身近に感じていただくとともに、将来の夢について考える機会づくりのお手伝いをしています。
- ※ 現在、工場見学については工場の立地する地域の学校等に限定させていただいています。



各地域イベントへの参加
当社及び当社グループでは事業所や工場が立地する各地において、地域や地元のイベント、清掃・景観保全活動等に積極的に協賛・参加しています。地域社会の発展と向上、つながりを大切にすることで地域との共生に努めています。



平塚工場が隣接する相模川河川敷での清掃活動・状況調査
湘南ベルマーレオフィシャルクラブパートナー
当社は工場が立地する神奈川県平塚市において地域支援活動の一環として、当地をホームタウンのひとつとするプロサッカークラブの湘南ベルマーレとオフィシャルクラブパートナー契約を結んでいます。同チームが推進する青少年育成事業を中心にサポートするとともに、湘南ベルマーレ限定モデルの筆記具の提供など、これからも地域活性化に取り組んでまいります。



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