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切り割り加工によって開いた溝を適度な幅に寄せ直す作業は、通称“寄せ”と呼ばれています。この作業を行うことによって、ペン先に伝わるインキ量が適性になるよう調節されます。この作業の後にロジウムコーティングを施し、ペン先を銀色に着色します。
ルーペで確認しながらペン先のイリドスミン球をすり合わせ、インキが通るように“寄せ”ていく。14K、18Kなどの素材によって力加減はさまざま。ベテランの技。
拡大されたペン先。左が“寄せ”作業前、右が作業後。
エラボーのペン先。このあとロジウムコーティングを施し、銀色に着色して完成です。