少し前までは、スケジュールもタスクも
ほとんどスマホ、パソコンの中で管理していた。
でも最近は、毎朝、手帳を開く時間を大事にしている。
パソコンを立ち上げる、ではなく、
手帳を開く、が仕事モードへの切り替えスイッチ。
ペンを走らせる、ほんの数分。
それだけで、頭の中が整理される。
タスクに追われる毎日のなかで、
書くことで一日のリズムを作る、
あるビジネスパーソンのストーリー。
頭の中を整える、仕事の準備時間
始業前、まだ誰もいない静かなオフィス。
買ってきたコーヒーを飲みながら、
お気に入りの手帳を開く。
そしてパソコンやスマホの予定を、
手書きで書き写していく。
すると、見慣れた文字がすっと入り
頭の中に仕事が並びはじめる。
デジタルでは得られない、
手書きの力。
今日もここから、一日が動き出す。
まずスケジュールを転記&整理
オンラインカレンダーに入ったスケジュールを
ひとつずつ頭に入れながら、
手帳のウィークリースケジュールに落とし込んでいく。
終わったタスクにはチェックを入れる
書き写すとき、前日までのスケジュールで終了したものを線で消す。
線でタスクを消すたびに感じる達成感、自分は好きだ。
ペンは"消せる"ボールペン
「おっと、書き間違えた・・・」
でも問題ない。
仕事の予定はいつも流動的だけど、
変更も、書き損じも心配ない。
書いても消せるボールペンが私の味方だ。
スケジュール管理に手放せないペン。
余白に大切なことをメモ
スケジュールの余白に一言
「川田さんにお礼」
「部下の企画、細部まで聞く」
予定だけではなく、
自分の反省や気づきもメモし
折にふれ目に入るようにしている。
手帳は仕事の地図であり、
自分のコンパスでもあるから。
プライベートスケジュールは別ページ
プライベートの予定はマンスリースケジュールに書き込んで、
ウィークリーで記入している仕事の予定とはしっかり分けている。
ヘアサロンや歯科の予約、友人との約束、家族の記念日などが
仕事のスケジュールに埋もれてしまうこともない。
楽しみな予定は少し目立たせる
楽しみにしている予定には小さく丸をつける。
出張先の夜の食事
家族旅行
海へのドライブ
忙しい日々のなかで、
先に控えた楽しみが
少しだけ背中を押してくれる。

思考の整理はノートの出番
新たに仕事を始めるとき、
ノートにまずその仕事の初手を記入する。
たとえば「企画タイトル候補を選ぶ」。
やるべきこととその順序が脳に送られ、
具体的イメージが頭の中に整ってくる。
企画タイトル候補を選ぶ→手順を決める→スキーム再確認→役割分担→スタッフ選定…
頭の中で漠然としていた仕事が、紙の上で整理されて並び、
達成への道筋が見えてくる。

書き方は自由。だから思考が解放される。
きれいに書くこと、まっすぐ書くことは必要ない。
行間も気にしない。
浮かんだワードや事柄を
絵を描くように、自由に記す。
それを見返して、また考えを巡らせ、書く。
思いのままに手を走らせるときのペンは、
なめらかに書ける油性ボールペンがいい。
頭の中の小さなひらめきが、少しずつふくらんで形になっていく。

打ち合わせや会議にもノートを活用
午後の会議ではパソコンだけではなく、ノートも広げる。
そしてスピーカーをきちんと見る。
顔を見て、言葉も表情もくみとり、
コメントや要点を素早くメモする。
アイデアや一瞬よぎったひらめきも逃さない。
ジャーナリストやスポークスマンも「基本は手書き」。
それも納得だ。手書きにしか追いつけないものがある。

ハッとした瞬間を逃さない
会議の途中、いい言葉に出会ったら
すかさずノートの余白に書き留める。
先輩の無駄のない言い回し。
後輩の鋭い指摘。
広告に使えそうなフレーズ。
いい言葉は、書くことで心のなかに刻まれ
いつか自分の力になってくれる。

ストレスや違和感もノートの助けでほどいていく
仕事の合間や休憩中にも、ときどきノートを開く。
今日のミーティングを振り返り、
少し気になったやりとりや会話の違和感。
「解釈のズレ」
「タイミングの問題」
言葉にして書いてみると、
さっきまでただ自分のなかの違和感であったものが、
客観的に見えてくる。
部下へのフィードバック前に、考えと気持ちを整えておく。

手帳とノートで日々のリズムも、仕事の質も高まる
手帳で一日を整え、
ノートで思考を広げる。
今日もまた、ペンを手に取ろう。
手帳とノートは、
自分の思考と行動を支えてくれる
大切な相棒。
文/月並 薫
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<左>消せるボールペン「フリクションボールーノックゾーン」 <右>油性ボールペン「エターリンク」/ともにPILOT |
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