「筋肉体操」の谷本道哉先生に聞く 勉強のためのストレッチ法!

勉強に集中して疲れたら、谷本流ストレッチで疲労回復!
勉強を頑張る学生を応援するパイロットがお届けする「勉強のためのストレッチ法」! NHK『みんなで筋肉体操』でおなじみ!「筋肉は裏切らない!」というアツい掛け声でやる気を奮い立たせてくれる谷本道哉先生に、 勉強に疲れたときにおすすめのストレッチ を教えてもらいました。 どれも短時間で、 教室の椅子や机で手軽にできるものばかり。
休憩時間にしっかりストレッチをすれば勉強がはかどることまちがいなし!
01

「手が疲れたとき」
に使えるストレッチ

英単語を書き続けたり、文章問題を解き続けたりしていると、手が疲れてしまいがち。
そんなときは、手の指を曲げる役割を持つ「浅指屈筋」や「深指屈筋」を伸ばすストレッチをしてみましょう。このあたりが凝り固まると、ペンを持つ手に力が入りにくくなるので、勉強中は定期的にほぐしてあげることがおすすめです!

前腕にある2つの筋肉「浅指屈筋」「深指屈筋」を示した図
ストレッチの間も勉強タイムは止まらない!

動画でしか見られない
谷本流ストレッチ法をチェック♪

座って行う

01:右手の肘を真っすぐに伸ばす。左手で右手の指先を持ち、手首と手のひらを反らせる。そして10秒キープ
02:右手の肘を曲げる。左手で右手の指先を持ち、手首と手のひらを反らせる。そして10秒キープ

※左手も同じ動作を行います

POINT

肘を曲げた状態でストレッチを行うと深指屈筋に効果大!

立って行う

01:指を自分の方へ向けて机に両手をつき、肘を伸ばして両手に体重をかけながら前腕を伸ばします。そして10秒キープ
02:そのまま両肘を曲げて、机に体重をかけます。ぐっと机を押し込むイメージで!

POINT

肘を伸ばすと主に浅指屈筋に効きます!

先生から一言

ストレッチ中に「1,2,3...」とカウントする代わりに、英単語を口ずさんでみて。疲れが取れるし、英単語も覚えられるので、一石二鳥!

02

「頭が働かないとき」
の体操

座って勉強を続けていると、"血流が悪くなる"→"脳の血流も低下する"→"頭がぼーっとする"という状態になってしまいます。このときのポイントは、実は"足"。ふくらはぎにある「腓腹筋」「ヒラメ筋」を動かすことで、ポンプのような働きで、下に溜まった血を押し上げて、全身に血流を巡らせることができます。座った姿勢でもできるので、机の下でトライ!

脚のふくらはぎにある2つの筋肉「腓腹筋」「ヒラメ筋」を示した図
ストレッチの間も勉強タイムは止まらない!

動画でしか見られない
谷本流ストレッチ法をチェック♪

座りながら

椅子に座ったまま
足踏みをします。
コツは、足首のスナップで
地面を蹴るようにすること!
左右10回ずつ
POINT
つま先が床から離れるくらい、しっかりと地面を蹴りぬこう!

立ちながら

その場で
太ももを高く上げて
足踏みをしよう
ジョグの動きをしたり、
軽く歩くのもOK。
左右10回ずつ
POINT
座っている状態よりも大胆に動こう!血液が全身を巡るイメージで!

先生から一言

足首の動きは走りにも重要!かかとをつけずにつま先ではじくように走ると、アキレス腱のバネで"跳ぶように"走れますよ!運動も勉強も、楽しんで取り組もう!

MESSAGE

谷本先生からの直筆メッセージ

「勉強も筋トレも やるか!すぐやるか!」みちや

PROFILE

たにもと みちや

谷本 道哉

1972年生まれ 静岡県出身
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授
日本オリンピック委員会医科学スタッフ。日本ボディビル連盟医科学委員。環境省ナッジユニット連絡会議委員およびナッジアンバサダー。大阪大学工学部卒。著書に「スポーツ科学の教科書」(岩波書店)、「筋トレまるわかり大辞典」など多数。NHK「みんなで筋肉体操」「筋肉アワー」、テレビ朝日「モーニングショー」などでも運動の効果をわかりやすく解説している。

谷本先生インタビューはこちら

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