![ELABOのペン先ができるまで](../i/making/head.jpg)
![ペンポイントを作る1](../i/making/03/1-1.jpg)
合金の粉、イリドスミン粉末が完成。
ペンポイントを作る
ペンポイントに使用される金属はイリジウム。希少なレアメタルで、非常に硬く磨耗しにくいことから万年筆のペン先には最適と言われています。その他に様々な金属と合わせてパイロット独自の配合の合金を作り、ペンポイントの形状に丸めたものを“イリドスミン球”と呼びます。
![ペンポイントを作る2](../i/making/03/1-2.jpg)
粉の塊を瞬間的にプラズマで溶かすと、表面張力によって球状に固まります。
![ペンポイントを作る3](../i/making/03/1-3.jpg)
球の大きさは用途によってさまざま。イリドスミン粉末1gから、小さいものは260個、大きいものは20個ほど製球できます。
![イリドスミン球の溶接1](../i/making/03/2-1.jpg)
透明な小皿に入っているのがイリドスミン球、上部にセットされているのが地金。
イリドスミン球の溶接
製球されたイリドスミン球を、ブランク抜きした地金に溶接してペン先を作ります。14Kとイリドスミンを溶接することは至難の業ですが、独自開発した電気溶接技術によって1日に数千個の溶接が可能です。
![イリドスミン球の溶接2](../i/making/03/2-2.jpg)
イリドスミン球とペン先を上下から合わせ、瞬間的に電気で溶接します。
![イリドスミン球の溶接3](../i/making/03/2-3.jpg)
ペンポイントが溶接されたペン先(左)。