シャープペンシルの芯ケースを見てみましょう。芯の太さを表す「0.5mm」などの数字が書かれています。小さくて細い文字を書きたいときは0.3mmなどの細い芯を、太い文字を書いたり、わく内などを塗りつぶしたりしたいときには0.9mmなどの太い芯がおすすめです。
もうひとつ、「HB」などのアルファベットが書かれているのに気がつきましたか? これは、芯の硬さと濃さを表しています。芯が硬いほど書く文字は薄く、芯が軟らかいほど書く文字は濃くなります。
芯の硬さと濃さは一般的に「4H、3H、2H、H、F、HB、B、2B、3B、4B」があります。H(Hard=硬い)の数字が大きいほど芯が硬くて色が薄く、B(Black=黒い)の数字が大きいほど芯が軟らかくて色が濃いことを表しています。
シャープペンシルの芯は、黒鉛と合成樹脂を混ぜ合わせて作られています。この2つの材料の割合を変えたり、焼成(高温で焼くこと)の温度や時間を変えたりすることで、芯の硬さと濃さを作り分けています。
このように芯にはいろんな種類があるので、自分の好きな太さや濃さの芯を見つけてみてくださいね。