万年筆の構造を知る
構造を知ると、愛着が湧いてきます。
 万年筆の基本的な構造を知っていると、初めての万年筆選びはぐっと楽しいものになるでしょう。万年筆の構造を少しだけご紹介します。
万年筆の構造
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ペン先

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 ペン先は万年筆の命であり「金」が代表的な素材です。金が使用されるのは、インキの酸に侵されずに、適度な弾力性と書き味があるからです。現在では、金を使用した「金ペン」ではなくても、すぐれた特殊合金が開発され、使用されています。

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ペンポイント

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 ペンの先端に付いている、ペン先の磨耗を防ぐ為の非常に硬い金属です。材料は、イリジウムなど白金属の合金で作られたイリドスミンといい、約600万字も書く事が可能です。

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ペン芯

 軸内からペンポイントまでインキを届け、余分なインキを蓄えて調整する働きを持つパーツです。中央部のインキ溝が、ペン先とぴったり密着することで毛細管現象が働き、インキをペン先まで運びます。

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首軸

 ペン先を固定しているパーツです。胴軸と同様に、樹脂や金属など、手に馴染みやすい素材が使われ、握りやすい形に設計されています。インキ出をコントロールする「ペン芯」が内蔵されている重要な部分です。

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胴軸

 スペアーインキ、コンバーターの貯蔵部です。材質は、樹脂(プラスチック)が一般的ですが、ほかに金属(ステンレス・アルミ・黄銅)、エボナイトや、漆塗り、蒔絵品などもあります。

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鞘(キャップ)

 ペン先を保護し、インキの乾燥を防ぐパーツです。筆記時のバランスを取ったり、クリップ部分により、机の上での転がり防止の役割もあります。軸と同様に、様々な種類の素材が使用されています。

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