シャープペンシルの芯について。

学生時代はもちろんビジネスシーンでも使う機会の多い身近な筆記具、シャープペンシル。

今回は、シャープペンシルの芯をクローズアップします。「何からできているの?」「どうやってつくるの?」「HBや2Bって何が違うの?」といった芯にまつわる素朴なギモンについてお答えしていきます。
過去の記事はこちら 〉〉〉「シャープペンシルの中はどうなっているの?」


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シャープペンシルの芯の材料は、黒鉛(こくえん)とそのつなぎとなる合成樹脂。黒鉛とは、炭素でできた結晶で、正式には「石墨(せきぼく=グラファイト)」と呼ばれています。ちなみに、パイロットのシャープ芯「ネオックス・グラファイト」は、独自の手法で不純物を徹底して排除した超高純度な黒鉛でつくられています。


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①の「混ぜ」と②の「練り」の工程は、蕎麦打ちに例えると生地づくりに相当するほど重要なプロセスです。見た目はシンプルなシャープ芯ですが、その製造工程ひとつひとつにたくさんのこだわりが詰まっています。

ところで、シャープペンシルの芯には、HBや2Bなどたくさん種類がありますが、一体何が違うのでしょうか? 次のページでは、パイロットの芯を例にご紹介します。

シャープペンシルの芯の種類はこちら 〉〉〉次のページへ

 

シャープペンシルの芯は、
濃さと太さの違いで豊富なラインナップ。


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芯の硬度と筆跡の濃さは、数字とHやBなどアルファベットの組み合わせで表されます。H(Hard)の数字が大きくなるほど芯は硬く(筆跡は薄く)、B(Black)の数字が大きくなるほど芯は軟らかく(筆跡は濃く)なります。芯の硬度や筆跡の濃さは、材料の黒鉛と合成樹脂の配合バランスを変えたり、焼成の温度や時間などの条件を調整したりすることでつくり分けています。


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パイロットでは、0.3、0.4、0.5、0.7、0.9mmの5種類の芯を用意しています。例えば0.5mmのHBの芯1本では、約12,500文字(250m)書くことができます。
※60mmの芯で有効長さを50mmとする場合。

マークシートを濃く塗りつぶしたい、小さな文字を細い線で書きたいなど、用途や好みに合わせて、最適な濃さや太さを選んでみてくださいね。


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一般的に黒鉛は、純度が高くなるほど炭素原子同士の結びつきが強くなり、芯の強度が高まります。「ネオックス・グラファイト」は長年の研究によって不純物を極限まで排除した超高純度な芯。高純度になるほど強度が高くて折れにくいのです。そして、書いている時の芯が崩れにくいため、はっきり書けて書き心地もなめらかになります。

お気に入りのシャープペンシルの芯を選んで、快適な筆記をお楽しみください。


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