シャープペンシルの歴史と構造のこと。

学生にとってペンケースの主役級筆記具ともいえる「シャープペンシル」。毎日使うという人も多いのではないでしょうか? 今回は、そんなシャープペンシルのお話です。

英語では「メカニカル・ペンシル」と呼ばれるシャープペンシルの歴史は意外と古く、発明されたのは1830年代のアメリカです。なんと180年以上も前のことなのですね。そして時は流れ、日本で国産シャープペンシルが誕生したのは、大正時代初期のこと。家電メーカー「シャープ」の創業者である早川徳次氏(1893-1980)が考案した「早川式繰出鉛筆」が国産シャープペンシルの原型となり、日本でも広く知られるようになりました。早川式繰出鉛筆の芯の出し方は、軸を回転させて芯を出す「回転繰り出し式」でしたが、現在主流の「ノック式」をはじめ、時代とともにバリエーションが増え、いまやなくてはならない身近な筆記具としてすっかり定着しました。


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外側からはわかりませんが、中にはたくさんの部品が入っているのですね!

では、その部品がどのように動いてシャープペンシルの芯を送り出しているのでしょうか? 次のページでご紹介しましょう。

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シャープペンシルの芯が出るしくみはこちら 〉〉〉次のページへ

 

芯を送り出して書けるようにするために
たくさんの部品が働いています。

今回は、ノブを押して芯を送り出す「ノック式」を例にあげて、ペンの内部ではどのようなメカニズムが働いているのかをご紹介します。

シャープペンシルの芯をつかんで固定する「チャック」と、チャックの開閉をする「締めリング」のふたつの部品に焦点を当てながら、先端部分をクローズアップした断面図を使って解説しましょう。小さな部品の繊細な動きに注目してくださいね!

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シャープペンシルの中で、芯がどのように送り出されているかわかりましたでしょうか?

今回ご紹介したのは一般的な「ノック式」のシャープペンシルですが、そのほかにも振ることでノックの働きをするものや、芯が短くなると自動的に芯が繰り出されるものなど、さまざまな特長のあるシャープペンシルがあります。

パイロットのホームページでお気に入りの1本をチェックしてみてください。


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