初めての万年筆を手に入れ、万年筆に親しみ、"書く時間"そのものが楽しくなってきた方へ、次にお勧めしたいのは "インキの色で遊ぶこと" 。公式な書面に使用するインキは黒やブルーブラックが定番ですが、プライベートな用途では好きな色を自由に使ってみたいものです。パイロットの万年筆用インキ iroshizuku-色彩雫(いろしずく)シリーズには独特の雰囲気や味わいをもったさまざまな色があります。万年筆のペン先を通してそのよさを実感してください。
色インキを使うと、万年筆がもっと楽しく使える道具になります。
iroshizuku-色彩雫(いろしずく)シリーズの企画担当者の長谷川清美さんに、インキの楽しみ方を聞きました。
万年筆と付き合うと "書くこと" が楽しくなります。
就職活動の履歴書を書く学生さんや、公式な文書への記入や署名をするという方。「初めての万年筆を選びたい」というこうしたお客さまにお勧めするインキは、やはり黒です。公式文書は白い用紙に黒で書くのが正式だからです。挨拶状やお礼状などには、黒よりも和らいだ印象になるブルーも良いでしょう。
初めて買った万年筆が自分の手に馴染み、 "書くこと" そのものが楽しくなってくると、自分の筆運びによって変化するインキの色合いにも興味がわいてくるでしょう。そんな方にお勧めしたいのが、さまざまなインキ色を揃える iroshizuku-色彩雫(いろしずく)シリーズです。
自分好みの筆記具を持つ楽しさ
色彩雫シリーズは、「日本の美しい情景」をモチーフに開発された、色とりどりの24色を揃えるインキです。万年筆のインキは、コンバーターを使えば自由に入れ替えができるので、(万年筆の使い方参照)一本の万年筆でも、季節によって、気分によって、自分の好きな色を楽しんでほしいと思います。7月は「朝顔」、10月は「山栗」・・・など、日記帳を月ごとに色分けするのも素敵です。複数の万年筆を使っている方なら、日常使う手帳を色分けしてみるのも良いでしょう。仕事のスケジュールはブルー系で、プライベートの用事はグリーン系で、大事なメモはオレンジ系で・・・など。手帳を開く時間が事務的なものではなく、自分だけの小さな楽しみに変化すると思います。
変化に富んだブルー系の色調
色彩雫シリーズにブルー系を多く揃えたのもこだわりのポイントです。澄んだ青空を思わせる鮮やかな「紺碧」、瑞々しい初夏の水滴のような「露草」、日本人に馴染み深い青色である「朝顔」や「紫陽花」、さらに水面に浮かぶ月のイメージの「月夜」まで。どんな場面でも安心して使える青系のインキは、その選び方であなたの個性をさりげなく主張できます。
夏は「紺碧」、冬は「月夜」など、季節によって色の深さを変えてみるのはいかがでしょうか。
インキの "にじみ" や "濃淡" が味わいに
万年筆のペン先は使い込むほどに自分の書き方に馴染んで、なめらかに使いやすくなっていきます。そんなペン先で、好きなインキのにじみや濃淡を楽しみながら文字を書く時間は、パソコンやボールペンを使って過ごす日常とはまた違った楽しみがあります。
万年筆売場には、色彩雫の色を確かめられるインキ色見本を用意している店舗もあります。ぜひ店頭に足を運び、実際に色を見て、色彩雫の魅力に触れてみてください。きっと新しい自分の世界を広げるお手伝いになると思います。
株式会社パイロットコーポレーション 営業企画部 長谷川清美
※所属は取材当時のものです。
※ブラウザや印刷の状況により、色の見え方は異なります。
ご了承願います。