2024.1.5
常設展に加え、企画展として「棗(なつめ)」8点を展示しています。
「棗」とは抹茶(薄茶)を入れておく容器であり、茶道の代表的な茶器の一つです。棗という名前の由来は、その形が植物のナツメの実に形が似ていることからとされています。
展示の棗は当社漆芸作家グループ「國光會」のメンバー、人間国宝の故 寺井直次や故 田口善國の作品をはじめ、螺鈿や卵殻などを生かした蒔絵技法で作られた棗です。煌びやかな作品をぜひ、ご覧ください。
常設展示品とともに日本の伝統工芸である「漆芸品」の数々をお楽しみください
2023.11.1
平塚事業所 建設工事のお知らせ
平塚事業所の建設工事期間中も蒔絵工房NAMIKIは開館しております。
しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力いただきますようお願いいたします。
2023.1.6
常設展に加え、企画展として「手箱・シガレットボックス」を展示しています。
身の回りの小道具や化粧道具、冊子類などを入れておく「手箱」をはじめ、輸出品として製作された「シガレットボックス」など、それぞれとても豪華な逸品です。
万葉集 山部赤人の歌を題材にした手箱「若の浦」は、歌の世界観を扇の中に金粉をふんだんに使い高蒔絵で描いた豪華な仕上げとなっています。
「若の浦に潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして鶴鳴き渡る」 山辺赤人
その他に、箱の内側にも蒔絵を施したものや卵殻を用いたものなど、蒔絵技術を集結させ、贅を尽くしたものです。ぜひ、ご覧ください。
常設展示品とともに日本の伝統工芸である「漆芸品」の数々をお楽しみください。
2022.4.18
常設展示に加え、企画展として「ペンスタンド」10点を展示いたします。
大正末期から昭和の時代に作られた「ペンスタンド」は、金魚の蒔絵を施したものや螺鈿のきらびやかさなど、蒔絵の世界を楽しんでいただけます。当時は海外向けの商品として、輸出されていました。
手にした方は机上にペンスタンドを置き、「書くことの楽しみ」「眺めて楽しむ」それは贅沢なひと時だったことでしょう。
ペンスタンドと同じく海外輸出商品として、昭和初期に作られた「鼈甲(べっこう)」素材に蒔絵を施した身だしなみセット(手鏡・ヘアブラシ・櫛・洋服ブラシ・石鹸入れ)も展示しています。
現在では作ることのできない逸品です。ぜひ、ご覧ください。
常設展示品とともに日本の伝統工芸である「漆芸品」の数々をお楽しみください。