日常生活や勉強のときに欠かせないシャープペンシル。どうやって芯が出てくるのかな? いろんな技術や工夫が詰まっているシャープペンシルについて、パイロットコーポレーションに聞きました。
疲れにくいシャープペンシル「ドクターグリップ」の中を見てみよう。
この1本のシャープペンシルの中に、小さな部品がたくさん使われているんだ!
「ドクターグリップ」を分解すると、このような部品に分かれます。工場の機械で組み立てられる部分もあるけれど、人の手で1本1本組み立てているんだよ。
一般的な「ノック式」はノブを押すことで、チャックを押し出して、芯が出るよ。
ノブを押すと、後ろから押される力で芯を送り出し、締めリングが外れ、芯をつかんでいたチャックが開きます。その後、チャックが締めリングに収まると、芯が固定されて、書けるようになります。
「ドクターグリップ」にはノブを押す方法とは別に、本体を振ることで芯が出てくる「フレフレ機構」というしくみがあります。「フレフレ機構」は、1978年にパイロットが世界で初めて開発しました。どんなふうに芯が出てくるのか見てみましょう。
ずっと書きつづけていると、手が疲れたり、しびれたり、肩がこったりしてしまいます。「ドクターグリップ」は人間工学にもとづいた握りやすい太軸のラバーグリップだから、首、肩、腕への負担を減らしてくれます。
みなさんは普段、どんなシャープペンシルを使っていますか? たくさん書く人はぜひ、疲れにくい「ドクターグリップ」を使ってみてくださいね。パイロットは、シャープペンシルだけでなく、ボールペン、サインペン、マーカー、万年筆など、いろいろな種類の筆記具を作っている会社です。みなさんが普段何げなく使っているペンの中に、パイロットのペンがきっとあるはずです。
パイロットには研究開発や設計、企画やマーケティング、販売など、さまざまな仕事をする人がいて、みんなで力を合わせて、「書く」楽しさや便利さを届ける仕事をしています。「人と創造力をつなぐ。」をテーマに、これからも筆記具を中心とした製品やサービスの開発に取り組んでいきます。