ふだん何げなく使っているシャープペンシルは、どんな仕組みになっているのでしょう。いろいろとご紹介します。
シャープペンシルは、ノブを押して(ノックして)芯を出す方式が一般的です。芯を出して書くために、チャックやスプリングなどの小さな部品が、たくさん使われています。
1991年に発売された「ドクターグリップ」は、握りやすく疲れにくいペンとして大ヒットしました。今ではよく使われているラバーグリップは、これをきっかけに広まりました。
握りやすい太さと、最適な重量バランスで設計されているので、首、肩、腕への負担を軽減してくれます。
まだパソコンが普及していなかった頃は、ボールペンで力を込めて伝票などを書かなければいけませんでした。こうした事務作業によって、ひじや手を痛める人も多く、それを解決するために開発されたのがドクターグリップです。
現在はボールペンで手を痛める人は少なくなりましたが、たくさん文字を書く学生を中心に、シャープペンシルで広く使われています。
社名のパイロットには、水先案内人という意味があります。私たちは筆記具の可能性を常に追求して、進化させている水先案内人なのです。創業して100年近く、ずっと「書く文化」を支えてきました。
パイロットコーポレーションには、化学や設計、マーケティングや販売など、さまざまな仕事をする人が集まっています。そのみんなで力を合わせて、筆記具を使うすべての人に、書く快さや、楽しさ、便利さを届けるための仕事をしています。これからも筆記具はどんどん進化していくので、楽しみにしていてくださいね。