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株主の皆様へ

平成29年12月期

平成29年6月期

代表取締役社長 伊藤秀

 株主の皆様におかれましては、平素より当社事業に温かいご支援と格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ここに当社第16期(平成29年1月1日から平成29年12月31日まで)の事業概況をご報告いたします。


Q.
当期(第16期)の業績のポイントをお聞かせください。
A.

 当期においては、国内では企業の好業績に伴う景気回復傾向が続き、個人消費等も堅調に推移しました。また海外でも、米国において予想を上回る経済成長がみられたほか、欧州各国においても主要国政権の一時期の不安定な状況が落ち着きを見せる等、総体的には堅調に推移しましたが、反面不規則な米国の政策や中国経済の減速への懸念、東アジアや中東においての地政学的なリスク等の不安定要素もあり、先行き不透明な状況が続きました。
 この様な経営環境の下、当社グループでは、基幹事業であるステイショナリー用品事業において、「フリクション」シリーズや「G-2(ジーツー)」、「アクロボール」シリーズをはじめとした付加価値の高い製品の販売が堅調に推移し、また、前期に引き続き経営の効率化によるコスト削減と研究開発力の強化充実に努め、世界で戦えるコストでの生産体制実現と、特色ある新製品群の開発に向けて取り組みました。
 その結果、当社グループの連結売上高は、1,041億17百万円(前期比105.9%)となり、初めて1,000億円の大台を超えました。また、連結経常利益につきましては、特色ある付加価値の高い製品群の販売が好調でありましたが、拡販のための宣伝広告費の増加もあり、205億61百万円(前期比97.7%)となりました。

Q.
当期(第16期)の商品戦略はいかがでしたか。
A.

 国内の筆記具・文具市場につきましては、ここ数年、少子化の影響もあり拡大傾向にはありませんが、その中でも当社グループは高品質、高機能、高付加価値の商品群にて市場において差別化を図り、お客様のご支持をいただく中で、売上を伸ばしてまいりました。当期はそのような高付加価値商品群をより市場に浸透させるべく、「フリクション」シリーズや「アクロボール」シリーズ、「ジュース」シリーズ等の既存商品の拡販につとめ、着実に実績をあげました。また、新製品については、当期も、これまでより使いやすく、かつ付加価値の高い商品を適正な価格で提供するという考えの下、24時間キャップを閉め忘れても先端が乾かない油性マーカー「パーマネントマーカー」等、魅力ある商品を発売しました。基幹商品であります万年筆におきましては、一昨年発売して大好評をいただいた、大型のペン先と伝統的なエボナイト削り出しのボディを組み合わせた「カスタムURUSHI(漆)」シリーズに朱漆で彩色を施したバリエーションを増やし、大きな話題となりました。

Q.
次期(第17期)の見通しについてお聞かせください。
A.

 次期につきましては、現状の比較的良好な市場環境において国内、海外ともに緩やかな伸長が期待できる反面、国内における多様化する市場への対応、海外における突発的な為替リスク等の不安定要素もあり、当社グループを取り巻く環境は、国内外ともに引き続き予断を許さないものと考えております。このような状況の下、当社グループは、海外市場における中所得者層市場の開拓を目的とした戦略商品の投入を継続するとともに、「フリクション」シリーズや「アクロボール」シリーズをはじめとする主力製品につきましても、国内外で確固たる市場を構築し、世界シェアのより一層の拡大を図ってまいります。そのための、設備投資や、広告宣伝費等の販促費も積極的に投入して行く予定です。以上により、次期の連結業績予想といたしましては、売上高1,050億円、営業利益210億円、経常利益210億円、親会社株主に帰属する当期純利益145億円を見込んでおります。

Q.
次期(第17期)は創立100周年を迎えますが、今のお気持をお聞かせ下さい。
A.
100th ANNIVERSARY SINCE 1918

 株主様をはじめとしたステークホルダーの力強いご支援を得て、お陰様をもちまして本年10月に創立100周年を迎えられることを心より皆様に感謝申し上げます。今後100年を超えても当社が継続的に進化、伸長し続けられるように、当社が創立以来今までに培い守ってきたこと、伝統として継承してきたことを大切にしつつも、世の中の変化をしっかりとらえ、機敏に対応できる企業にしていきたいと考えます。より良い技術や製品開発、販路の拡大や販売促進はもちろんの事、加えて、企業を支える上で大切な人づくりのための人材教育や働き方改革、社会のために出来る環境管理、地域貢献なども併せて推進し、より一層総合力の高い企業として進化してまいる所存です。

Q.
株主の皆様へメッセージをお願いします。
A.

 株主の皆様におかれましては、平素より当社事業に対し格別のご支援とご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。当社グループは、本年、平成30年(2018年)10月に迎える創立100周年において「顧客満足度世界一の筆記具メーカー」になることを目指してきました。今年はその実現と、それ以降の次の100年に向けてのスタートを切るために、全従業員一丸となり、頑張ってまいります。
 また、これまでの株主の皆様の温かいご支援に感謝の意を表するため、次期は、中間期・期末ともに1株当たりの普通配当16円に、創立100周年記念配当4円を加えた、20円の配当実施を計画しております。これにより年間の配当は合計40円となり、当期の年間配当金合計32円に比べて8円の増配となる予定です。
 今後とも末永くご支援ならびにご指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


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