PILOT 10th ANNIVERSARY書く、を支える。

おかげさまでPILOTは100周年

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〜1918年

はじまりは船の上〜純国産金ペン誕生

万年筆を作ろうと国内メーカーがしのぎを削るなか、立ちはだかる技術上の数々の困難を乗り越えて、世界に誇れる純国産万年筆の開発に成功し、パイロットの前身である並木製作所を設立して業界の先駆者となったのが2人の創業者でした。

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1909

並木良輔が烏口(製図用筆記具)の本体にインキが貯蔵できる並木式烏口の特許を取得 製造販売開始

(写真 並木式烏口のポスター)

1916

並木良輔が初の万年筆用純国産14金ペンを完成

(写真 大正時代のペン先)

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1918年〜1930年代

世界が認めた蒔絵万年筆

昭和初期、漆塗りの軸に、日本の伝統工芸である蒔絵を施したパイロットの蒔絵万年筆は、その実用性と工芸品的な美しさで、世界各国で注目を集めます。1930年にはダンヒル社と契約し「ダンヒル・ナミキ」が誕生。これによりパイロットの蒔絵万年筆の評価は名実ともにゆるぎないものとなりました。

1918

並木良輔が、和田正雄の協力を得て「株式会社並木製作所」創立、万年筆製造、販売開始

(写真 並木良輔、和田正雄)

純国産万年筆製造、販売開始

(写真 創業当時の本社、製品第一号パイロットペン)

1925

万年筆の軸材の劣化を防ぎ、世界に誇る日本独特の蒔絵万年筆の製造を可能にしたラッカナイト技法を考案

(写真 1926年 印刷物)

1926

ニューヨーク・ロンドン・上海・シンガポールに支店並びに海外販売拠点開設。
高蒔絵万年筆販売、欧米市場開拓時に輸出

(写真 当時の高蒔絵万年筆)

1927

シャープペンシル製造、販売開始

(当時のシャープペンシル)

1930

ダンヒル社と欧州販売代理店契約

(写真 ダンヒル社との晩餐会)

「ダンヒル・ナミキ万年筆」ヨーロッパで発売

(写真 ダンヒル・ナミキ万年筆)

1938

社名を「パイロット萬年筆株式会社」に改称

(写真:当時のロゴ)

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1940年代~1960年代

万年筆メーカーから 総合筆記具メーカーへ

高度成長期に入り、日本では筆記具の多様化が進みます。パイロットの優れた品質と性能のボールペン、サインペン、シャープペンシルなどの各種筆記具は、国内から全世界へと販路を広げてゆきます。

1948

旧海軍火薬廠の跡地に平塚工場開設

(写真:開設時の平塚工場)

文具品販売開始

1950

「パイロットインキ株式会社」(旧名名古屋インキ工場)設立

1954

ブラジルに製造・販売会社のPilot Pen Do Brasil S/A.を設立

1955

繊細な書き味と斬新なデザインで国内外の人気を得る、文具業界の花形商品「パイロットスーパー万年筆」発売

1959

油性マーキングペンの生産を開始する

1960

1月 シャープペンシルなど製造会社の「ミヅホ機工株式会社」設立
10月 「パイロット機工株式会社」に社名変更

1961

高級万年筆の技術を活かした高級ボールペン製造、販売開始

1962

平塚総合工場竣工

1963

世界初のキャップのない万年筆「キャップレス」販売(翌年パリで開かれた国際ギフトフェアで最優秀オスカー賞を受賞)

1964

耐摩耗性に優れるボールペンのステンレスチップの製造開始、市場シェアを拡大
郵政省に認められたカーボン紙技術を転用、コンピュータ市場の将来に着目しコンピュータリボン製造、販売開始

1965

ステンレスチップを利用した世界初の0.5mm極細字用ボールペンの製品化に成功

1966

黒板に代わる筆記システム、ホワイトボード、ホワイトボードマーカーの国内初の製造、販売開始

1968

パイロット技術の集大成、ショートタイプ万年筆「エリートS」発売
(翌年放送された大橋巨泉によるCM「はっぱふみふみ」でも有名)

鉛筆型ボールペン「スーパーボールペン」発売

1969

ニューホワイトボード製造、販売開始
学校施設用品分野の新規開拓を果たす

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1970年代~現在

独創的なヒット商品の開発、 創立100年企業へ

1980年代以降、パーソナル市場の拡大につれて、市場の要求に応えるべく各工場の生産体制が強化されていきます。それと同時に長い歴史の中で培われた技術力や開発力が、パイロット独自の新しい筆記具となって次々と花ひらいていきます。

1971

現代の日本人にあった、日本の文字のための万年筆「カスタム」シリーズ発売

1972

貴金属・宝飾品類製造、販売開始

アメリカに製造・販売会社のPilot Corporation of Americaを設立

1975

「パイロットプレシジョン株式会社」設立
※「パイロット機工株式会社」より改称

ドイツにThe Pilot Pen(Europe) GmbH (2004年 Pilot Pen(Deutschland)GmbHに改称)を設立

1976

かすれにくく、軽くてくっきりとした筆跡が特徴の水性ボールペン販売開始

1977

磁気による筆記システム磁気パネルの開発

ボールペン黒・赤・シャープペンシルの3つの機能が1本になった世界初の多機能筆記具発売

1978

伊勢崎工場開設
旧東京工場(東京都板橋区東坂下)から移転

振るだけで芯が出る「フレフレシャープペンシル」発売

1979

イギリスにThe Pilot Pen Company(U.K.)Ltd.を設立

1980

ステンレスパイプチップによる水性ボールペン「ハイテックポイント」発売

1984

シンガポールにPilot Pen(S)Pte.Ltd.を設立

香港にPilot Pen Co.,(Hong Kong)Ltd.を設立

1987

フランスにPilot Pen (France)S.A.(2001年 Pilot Corporation of Europe S.A.に改称)を設立

1989

社名を「株式会社パイロット」に改称

1991

首・肩・腕への負担を軽減する油性ボールペン「ドクターグリップ」発売

1993

ゲルインキボールペンの製造、販売開始

台湾にThe Pilot Pen(Taiwan)Co.,Ltd.を設立

1994

0.3ミリボールの激細ボールペン「ハイテックC」製造、販売開始

インドネシアにPT.Pilot Pen Indonesiaを設立

株式会社パイロットロジテムを設立

1997

ノック式ゲルインキボールペン「G-2」発売

1998

南アフリカにPilot Pen South Africa(Pty)Ltd.を設立

1999

スウェーデンにPilot Pen Sverige AB(2011年 Pilot Nordic ABに改称)を設立

2002

株式移転により「株式会社パイロットグループホールディングス」設立(東京・大阪証券取引所第一部上場)、その完全子会社となる

2003

株式会社パイロットグループホールディングスと合併し、社名を「株式会社パイロットコーポレーション」に改称

2004

中国にPilot Pen(Shenzhen)Co., Ltd.を設立

2005

自分だけの組合せが選べるカスタマイズペン「ハイテックCコレト」発売

2006

こすると消えるボールペン「フリクションボール」発売

2008

パイロットプレシジョン株式会社と合併

なめらかに書ける低粘度油性ボールペン「アクロボール」発売

こすると消える蛍光ペン「フリクションライト」発売

2009

湘南開発センターを開設
平塚工場建て替え
(2011年平塚事業所に改称)

パイロットプリンテックス株式会社を設立

2010

オーストラリアにPilot Pen Australia Pty.Ltd.を設立

ノック式のフリクションボール「フリクションボールノック」発売

2012

水性顔料ノック式ゲルインキボールペン「ジュース」発売

2013

こすると消える色鉛筆「フリクションいろえんぴつ」発売

シンプルで使いやすい万年筆「カクノ」発売

2015

株式会社パイロットロジテムの社屋、物流倉庫を建替え

アクロインキ搭載高級油性ボールペン「アクロドライブ」発売

2016

水性顔料ノック式ゲルインキボールペン「ジュースアップ」発売

水性顔料マーカー「ジュースペイント」発売

2017

強い筆圧でも折れないシャープペンシル「モーグルエアー」発売

24時間キャップをしなくても書ける油性マーカー「パーマネントマーカー100/400」発売

2018

PILOT創立100周年

2019

株式会社パイロットコーポレーション本社 新社屋完成予定